1.地域コミュニティのRe Design
コンリートから人へ、の流れを加速させることが必要です。
特に、まちを構成する人々の集合体である地域コミュニティを再構築すべきです。
互助や共助の理念に支えられた、温もりのある地域コミュニティが私たちの基礎的な生活の舞台となります。
また、「企業」に変わり、「地域コミュニティ」が私たちが帰属すべき組織体となっていくと考えています。
これからも地域コミュニティを主体としながらまちづくりをすすめていく必要があるでしょう。
[Key Words]地域コミュニティの再生、地域コミュニティを主体としたまちづくり など
2.生活のRe Design、経済のRe Design
私たちは、生活に関わる様々なことを人まかせにしすぎました。
足るを知り、欲張りさえしなければ、お金を払って人にやってもらっていたことの多くは自分でもできることなのです。
自分でできることは自分で、地域でできることは地域で、基礎自治体でできることはそこでやる、という自立かつ自律したまちづくり、地域づくりが理想の姿と考えます。
そのためには、グローバルな経済活動の一方で、自立型・地域循環型の経済のしくみをつくっていくことが重要です。
お金を唯一の判断基準とした価値観を改め、本質的な幸福とは何か、幸福な社会とは何かを考えていきたい、と考えています。
[Key Words]人まかせから自主へ、低エネルギーで自立した生活、自立型・地域循環型の経済、幸福な社会の創造 など
3. 都市基盤のRe Design
インフラを一つのシステムに依存することは効率的ですが、一度の災害で全てが機能麻痺しまうことが東日本大震災で明らかになりました。
また、都市の拡大に応じて拡がったインフラは、人口減少にともなって無駄が生じていくことが予想され、今後は可能な限り、多様かつ分散型のシステムに構築し直すという発想が必要です。
[Key Words]多様かつ分散型のシステム構築、インフラ縮小、スマートグリッド など
4. 土地利用のRe Design
人口減少が目に見えるよう形で進行していくようになり、都市の縮小や分散を計画的に図っていくこと視野にまちづくりを考えることが求められるようになっています。今後は、まちとして活かすところ、自然に返すところを決めていくことが求められるようになると考えます。
また、阪神淡路大震災や東日本大震災では、自然の猛威に対しては、土木も含め科学技術は絶対ではないことを学びました。自然環境と人間活動との共生のあり方は、今後さらに重要なテーマとなっていくはずです。
[Key Words]分散と集中、都市縮小、自然再生、所有から利用 など
5.政策体系、行政機構のRe Design
硬直化・肥大化した行政機構を見直し、「この国のかたち」を本気で変えていくべきではないでしょうか。
近年は「新しい公共」という概念はありますが、そもそも行政が担わなければならない役割とは何か、について考え、それに応じた行政のあり方を提案していきます。
特に「地方分権」が叫ばれるようになって久しいものの、そのカタチが一向に目に見えてきません。外交や国防といった対外政策や国内地域間の調整等は国の役割でしょうが、それ以外のことは地方・地域が決める方が合理的と考えます。
地方分権をすすめる上で、地方や地域の自治体やその職員は政策立案力や実行力を高めることが求められ、そのために必要な支援を行っていきます。
[Key Words]行政が担うべき役割の再点検、新しい国と地方のカタチ、地方行政の意識改革や能力向上 など
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