最近何かと話題になる空き家問題。
特に問題視されているのは売りにも貸しにも出されていない、その他空き家ですが、今日のお話はその他空き家ではなく、賃貸用の空き家です。
実は、空き家の半数以上は賃貸用の空き家で、大きく増加しているのも賃貸用の空き家です。
福岡市では空き家11万7千戸のうち、9万戸は賃貸用の空き家( H20住宅土地統計調査。古くて済みません。。。)。ちなみに、77.6万世帯のうち6割くらいが賃貸住宅に住んでいます。賃貸住宅の空き家が19%、約2割となっている計算です。賃貸住宅では5戸に1戸が空き家なんです。
これって凄い数字だと思います。しかも、例えば井尻駅周辺など、最近、賃貸住宅がどんどん供給されているエリアがあったりします。
何を言いたいか、というと、空き家がたっぷりある現在の賃貸住宅市場では、お客さんの取り合いが熾烈になっていく、ということです。
つまり、相対的に魅力がない賃貸住宅にはますます入居者がつきにくくなる、ということです。
なんでも良いと思いますが、比較対象となる物件とはひと味異なる、何らかの特徴が必要なのです。
そうしないと入居者に選んでもらえなくなるのですよ。有り体に言えば、貸し手市場から、借り手市場へ変わっていきます。
賃貸住宅のオーナーや不動産事業者はそこのところをよく考えて商品企画しないと、選んでもらえずいつまで経っても空き家のまま。。。怖いですね〜〜〜
あなたが所有する賃貸住宅は選んでもらえるような魅力を備えていますか???
ちなみに、当社でも賃貸住宅の再生企画から実施設計、施工監理まで一括して対応いたしますので、興味がある方は、ご相談下さい。